加賀温泉郷じゃらん
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 一児の母である浦さんが作る器は、母親だからこそ表現できる温かみのあるものばかり。染付をベースに、テキスタイルや古典柄をアレンジして描く絵は、手作りの良さを伝えられるようにと柔らかく表現されている。浦さんの描く美しい食器は女性に大人気です♪浦陽子さん山中温泉在住\陶芸家/池島直人さん山代温泉在住\絵付け師/ 八木繁さん山中温泉在住\漆塗師/  池島さんの生家は素地を作る窯元で、父の保雄さんは青磁の名手としても知られる陶芸一家。これまでは草花など古典的な絵柄が好きで表現してきたが、今は様々な作風を試みているとのこと。普段は九谷焼体験ギャラリーCoCoに常駐して絵付けをしている。 山中温泉で漆塗りを生業としてきた八木家。天然の漆を扱う八木さんは、器の内側は厚めに、外側は木目を残すようになど、それぞれの木の特徴を捉えて漆を塗っているという。科学塗料ではなく、天然の漆だからこそ丈夫で一生使えるものばかりなんです!加賀に訪れたら、伝統工芸品にも目を向けてみよう。かつて城下町だった加賀は現在も多くの作家が住んでおり、日々創作活動に励んでいる。今回はそれぞれの分野で活躍する3人の作り手をご紹介。ふんわりとしたテイストの食卓を彩る素敵な器たち。▲古典的なものから、普段使いのできるものまで全て手がけている▲料理を引き立てるキレイな色合いの「花鳥」▲細かな絵や線は息を飲んでしまうほど▼色絵菊花図ぐい呑▲光輝く木目を生かした漆塗り▼遊び心もプラスされる作品。葉っぱの形をした器はオリジナル~うつわ編~繊細で伝統的な絵付けから大胆でモダンな作品まで。木や器と対話しながら「技」に遊びごころをプラス。思わず手にとりたくなる素敵な色彩13

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